市長がたびたび申しているとおり、確かに基幹産業の農業は非常に大事であると考えております。ただ私が質問した中で、基幹産業であり一番おいしいのが日本に誇るササニシキであると言っているのにもかかわらず、 10 %ダウンまで落ち込むこの生産に、何ら対処をされなかったことにつきまして、私は甚だ疑問に思うのであります。
古川の農業試験場で開発されたササニシキでありますから、ササニシキがおいしいんだということがあるんですが、それではなぜこのササニシキが 10 %を下回るような作付にならざるを得なかったのか。結果的にこれはもうからないからつくらないのではないかと、考えざるを得ないのであります。 10 %を 20 %、 20 %を 50 %というようにササニシキの増産を望むのであれば、ササニシキをつくってよかったと、ササニシキならば新たなる農業が成り立つんだというような施策を講じなくて、何らササニシキをつくる農家の意識が向上するかと私は考えるのであります。
農民は生産のプロですと先ほど私も言いました。つくることにかけてはだれにも負けないという自負で満ちております。かつて私が農業生産者と懇談会したときに、私は幾らでもものはつくりますと。だれにも負けないものもつくります。つくるための勉強は幾らでもしますと。ただ私にないのは売る販路を探す力がありませんと。産地間競争が厳しい折、ササニシキブランドではだめであれば、では古川でつくったササニシキですよという、ササニシキから一歩進めた古川ブランドの開発を何とか構築して、ほかの市町村に負けないような、これが古川のササニシキだと、これを食ってくれと。米だけで食えるではないかというような、より積極的な対策を私は当局に望むのでありますが、市長の御所見をお伺いいたします。
まさに経済の厳しい折、先輩の議員にバリュー・フォー・マネーとおっしゃる方がいらっしゃいますが、確かに節約も金になるし、時間の節約も金になるのであります。いち早く物を運んで、一番のトッププライスで売り抜くという、そのような経営手法も今からはとっていかなければならないのではないかと思います。基幹産業の農業を守るためにも、ひとつもう一歩進んだ加工に走るのであれば、その加工した作物をさらに売るというような方法もあるやに思います。
11 年度で東京事務所の開設ももはや軌道に乗ってきたという市長の話もありました。東京事務所なり県なり、そして市の窓口であり加工センターなりフルに活動して、農家が安心してつくれる、そのような施策があれば市長の御所見をお伺い致します。
農業問題について、特にササニシキにつきましてのお尋ねをいただきました。
私も日本一おいしいササニシキが、なぜつくる自由、売る自由の中で市場価格が低迷しているのかということに対して、大きな疑問を持っている 1 人であります。平成 5 年のササニシキは冷害の影響を受けて惨たんたる状態で、そこで市場の、市場といいますか消費者の評価をおろしたということもあるわけでありますし、本年も作況指数 106 とか 102 とかいっても厳しい結果でございまして、平年作あるいはそれを下回ったという農家もあります、ササについては。
そうしておまけにササニシキの一等米比率が、この夏の暑さの関係で乳白粒が生じた米が、ササニシキが非常に多かったわけでありまして、ほとんど二等米、三等米ということで、一等米はたしか 2 、 3 %ということであります。ひとめは一等米が多くて、ひとめとササ、両方合わせて 30 %の一等米比率と言っておりますけれども、ササニシキの一等米はほとんどなかったという状態であります。
そういうことでありますけれども、やはりササニシキの評価というものは大変高いわけであります。何回もお話ししたと思うんですけれども、台東区における試食会等でも、こういうおいしいササニシキ、首都圏では絶対手に入らないということを言われるわけでございますので、何とかして首都圏の皆様にこれを直接届けるような方法、流通面、そういうことの確立を図っていくという方向、あるいは純粋のササニシキを首都圏で大いに販売できるような方向、そういうものをやらなければ。あるいは宮城県経済連、今、農協連で全部統合しておりますけれども、経済連時代と宮城県の方向として、宮城米の統一パッケージというようなことで、宮城県内のササニシキ全部、統一した販売作戦をやってきたわけであります。
ですから、そういう意味では現在の市場価格で満足せざるを得ないのかということでありますけれども、私の持論としていつも申し上げてきておりますのは、この大崎のササニシキはまさに日本一の名に値するササニシキであると思っております。それぞれ農協も合併をして大型化し、 JA 古川、 JA みどりのという、大崎に 2 つの大きな農協ができたわけでありますから、その中でやっぱりブランド化をすべきだということをあらゆる機会に申し上げさせてきていただいておりますけれども、なかなか意向が、そういう方向が見出せないというジレンマに陥っております。
コシヒカリもあきたこまちも、東京ではどこでも手に入ると。ササは絶対手に入らないと。あえて米屋さんにササニシキを要望すると、値段はある程度のいい値段だけれども食味は全然だめだと、こういう状態。これをどのようにして解決するかということでありますけれども、やはり私がいつも申し上げておりますのは、宮城米はすべて 30 キロ入れの袋に余升、 300 グラムしか入ってないわけであります。おまけにササニシキは軟質米ということで、つき減りが多いわけであります。白米にするために搗精をいたしますと、減量が多いわけでありますので、やはりある程度の余升というものを考え、そしてやっぱりブランド化するということでなければ、市場価格競争に参入することはできないというふうに思っております。
しばらく前のテレビ放送で、魚沼米、卸問屋で魚沼米として仕入れた数の 10 倍か何倍の魚沼米を販売しているというニュースがあったわけであります。全部それは魚沼米でなくて、普通のコシヒカリを魚沼米という名前で結局販売したということになるわけでありまして、大崎のササニシキもやはり大崎米なり古川米というようなブランド化をして、市場価格、内容はすばらしいものなんですから、そういうブランド化をして大崎米なり本石米ということで売り出すということになりますと、宮城のササニシキも、知事さんと文太がどんぶりでいっぱいと宣伝しなくとも、私は立派な市場評価、価格をかち取ることができるというふうに思っております。
ですから、 10 %の落ち込みの作付を 25 %、 50 %に、農家の皆さんにも、うちで食べるものだけササニシキで売るのはひとめぼれというようなことでなくて、やはりこの古川の農業試験場の生んだ、何といってもピカ一のササニシキというものをやっぱりで、勝負をすべきだというふうに思っております。これから私どももそういう意味で、農家の方々にも少々のリスクがあってもササニシキをつくっていただいて、そのブランド化ということを農家の声として、農協を団体を農協連を県を動かしていただきたいと私は思っております。
脱線したような答弁になりましたけれども、何といっても 21 世紀、人口爆発は間違いない。食料増産、飢餓戦争へ向けて大事な農業生産というものに本格的に取り組まなければならないわけでありますから、何といっても国策として新しい農業基本法にその辺をしっかりと肉づけをしていただいて、政府の方でも国政として、農業の補助政策と保護政策というものを一歩も二歩も前進していただくような方向を求めていきたいと思っております。
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