古川市議会議員・木村和彦(きむらかずひこ)

議会活動報告

平成 13 年第 3 回一般質問

質問: 2. 学校教育と IT の活用について

1) 古川市イントラネット基盤整備事業について

市長の行政報告の中でも言われております古川市イントラネット基盤整備事業は、現在着々と進められております。これらの事業は、近い将来農業、商店街、中心市街地などと同様、大事な事業整備の 1 つになると思います。情報機器をどこの家庭にもあるような、例えばテレビ、冷蔵庫、洗濯機などと同様にだれでもが自在に使いこなせる時代がすぐそこに来ているような気がいたします。

電化製品が一般家庭に普及する条件には、まずそれを動かすために必要な動作が 3 つ以内にすることとある本に書いてありました。 IT を活用する方法とか、各学校ごとにイントラネット整備などというと、よくわからないと敬遠の対象にされてしまいがちですが、ボタン 3 つの操作ですべてができるようになるには多少の時間がかかるにしても、意外に早く時代の流れに溶け込んでしまうような気がいたします。新聞によりますと、 2005 年には PHS 、携帯電話などが 7,900 万台、インターネットは 7,670 万台と普及し、その 5 年後にはこの普及率がインターネット、 PHS 、携帯電話、テレビの順になると報じておりました。手軽で便利なこれらのコンピューター及び周辺機器の普及はまさに驚きを覚えます。

しかし、性能がいかに進化しようとも、しょせん精密機械であることにかわりはありません。当然精密になればなるほど、動作環境に十分に配慮する必要があると思われます。

先般、パレットおおさきでライフ 21 、これは 1 番から 6 番議員で構成する勉強会の名前なのですが、一応発起人となりまして、パレットおおさきで議員によるインターネットの講習会を開催しました。また大崎職業訓練センターでも IT を理解するための講習会が開催されました。我々議員も時代の流れにおくれず、正しい理解を深めようと多くの議員が参加したことは、既に大崎タイムスなどの報道で市民の皆様には広く御理解いただいているところであると思います。
これらの施設は、空調が完備されており、暑さや寒さ、ほこりなどに十分対応されており、快適な環境の中で講習を受けることができました。

先日、所用がありまして学校を訪れる機会に恵まれました。暑い日でありましたが、コンピューターの設置してある教室の窓が全部閉め切られておりました。 IT についての学習を受ける時間が決して多いとは言えないにしても、このような環境の中で学習や今後の事業展開に際して障害がないものか、私は疑問を抱かざるを得ませんでした。この事業がさらに円滑に進めるための必要な計画や施策が必要と思われます。御所見をお伺いいたします。

IT がどのように発達しても、それらを使いこなすのは直接授業を担当する先生方であろうかと思います。子供たちの学習の一端から始まる地域イントラネット整備計画は、今後地域住民の生涯学習の情報発信へと進んでいき、小学校単位で地域と一体になった生涯学習の拠点になるものと私は考えますが、いかがでありましょうか。今後の計画の中には、地域イントラネット講習会なども企画されていたように記憶しております。当局にお考えがありましたらお聞かせください。

2) 人的対応(指導者に対する教育等)について

IT 関連機械を十分に使いこなすため、指導者に対する教育についてお伺いいたします。
例えば、学校において担当者、先生だと思いますが、転任いたしますと、それらの機材が十分に機能せずに眠ってしまう可能性が指摘されております。昔話になるかと思うのですが、学校と PTA でつくった鼓笛隊、音楽隊などが、担任の先生の転任によりまして指導者がいなくなり、活動そのものが休止してしまうような、そのような可能性であります。

人それぞれに得手、不得手があります。得意にする先生に頼ってしまって、ほかの先生の技能習得が十分でない場合、このようなことが起きないでしょうか。
今回のイントラネットにより、学校同士がリアルタイムで学習ができるようになるものと思います。 1 つの学校に機能を十分に使いこなせる指導者なり先生がいれば、 2 校もしくは 3 校が同時にそれらの機材の利用方法も含めて学習ができるのです。光ファイバーシステムはこのように情報伝達速度を飛躍的に向上させました。これは活用方法のほんの一端だと思うのでありますが、これらのすぐれた機能を十分に使いこなすためや、またよりわかりやすく指導を行っていくために関係担当者に学習会、講習会など、どのように行う考えなのかをお聞かせ願います。

それから、市政情報課のように情報に関することを専門に取り扱っている課もあるわけですから、お互い情報の習得に対する考え方も当然各課で調整されていると思います。事業展開にはおのおの努力されているとは思いますが、何分にも非常に高度で日々進歩する世界であり、これらの情報機器の運用や活用などで外部、例えば専門機関などに関連機器などの技能習得訓練などを含めた協力を求めていく考えはないのかどうか、お伺いいたします。

答弁:教育長(冨澤義雄)

情報化の時代の到来とともに、パソコンの活用をした情報教育の重要性が叫ばれるようになりまして、各小中学校にもパソコンが導入されるようになりました。

現在、進めておりますイントラネット基盤整備事業につきましては、御案内のとおり小中学校の情報教育のさらなる促進を図ることを目的に実施をしてまいっております。御質問にありましたコンピューター室等のエアコンの設置につきましては、現在エアコンのない学校もございますので、このイントラネット整備事業の完了に合わせ順次整備していかなければならないと考えております。御不便をかけているわけですけれども、計画的に整備をしてまいりたいと思います。

次に、ネットワークの活用についてのお尋ねでございます。今回の整備によりまして、市役所を含めて各学校間での双方向の映像システムによるテレビ学習も可能ということになります。 IT を活用した教育活動のメニューが拡大されるものと期待をいたしておるわけでございます。これらイントラネットの財産を活用し、指導の成果を上げていくためには、それを活用する先生方の指導力を高めていかなければならないということもあります。
そのために、市役所を含めた企業等のお力添えはというお尋ねでございます。先生方を含めまして、研修をフォローしていくための推進に当たりましては、市政情報課職員はもとよりインターネットの管理を委託している企業のお力もおかりしながら、その技術的ノウハウを取り込む手だてを今後とってまいりたいと考えているところでございます。

補足答弁:教育次長(佐野昭夫)

※人的対応(指導者に対する教育等)について

まず第 1 点は、この IT 関連機器の指導者がいなくなると、それが十分使いこなせないで眠ってしまうことがありはしないのかという御質問がありましたけれども、これにつきましては、前の一般質問でもたしか出てきたわけですが、古川市には高度情報化基本計画というのがございまして、これは市政情報課が中心になって今それらの整備を進めているわけですが、こういったことで、今回光ファイバーで市内の学校までネットワークが構築されますので、今後はそれをさらに広げていって、各施設までというようなことになるかと思います。

そういうことで、単に今回の学校だけならず、市政情報課が中心になって庁内の連携をとりますことはもちろんですけれども、さらに今回のパソコン整備を通じまして、市政情報課と連携をとりながら、教育委員会のもとに情報教育推進委員会というのを設置いたしました。
これは学校の校長先生とか、教頭会の代表者、あるいは各校からパソコンに詳しい先生方、そしてあと古川市教育委員会の事務担当者ということで構成をしているわけですが、こういった方々で今後のパソコン教育をどのようにもっていくかということとか、あるいは今度は地域の住民に対してもパソコン教室を開講いたしますので、それらの打ち合わせなども現実に進んでいるわけでございます。

そういったことで、今国ではもう既に平成 9 年から教員のパソコン教育に力を入れておりまして、もはや必須条件になりつつあるといっても過言ではないと思います。近い将来には全員が本当にパソコンを教えるぐらいにまで育っていくのではないかと考えております。

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