もう 1 点、醸室についてお伺いいたします。
駐車場の利用については、確かにいろいろあるでしょう。ましてや民間の有料駐車場もあるわけですから、なかなかそれらの共存共栄を図るということについても難しいとは思います。
しかし、緒絶の館の駐車場スペースは足りないということも現にあるわけですし、それからもう1つ、あそこにリサイクルデザイン工房があります。なかなか新たに駐車場をつくるということは非常に難しいことだというふうに思うんですよ。そうするんであれば、すぐ近くにある駐車場を優先的にそちらの方に有効活用することによって事業が少しでも成功に近づくんであれば、私はやる必要があるというふうに思います。
実は、なぜ言うかといいますと、石巻の萬画館があります。あの萬画館の駐車場をつくるときに、論議の中で、中心の商店街に駐車場をつくれば、萬画館に来たお客さんはそこに車をとめて歩いて行くと。そうすると、歩くことによって町並みが活性化されるんだという認識で、駐車場をつくりませんでした。実際ふたをあけたところが、駐車場からそこにとめて歩くということに、非常にお客さんは嫌がりました。結果的に、萬画館は非常に苦戦をしております。
やはり今の世の中は、玄関から玄関まで車が行けばいいのかなというふうな考えをするんです。ですから、一方にはそういう考えがあるかと思います。
ですから、遠くの場所に車をとめて歩くことによってにぎわいを活性化するというような単純な発想ではなくて、もしそのような発想をされるんであれば、逆にリサイクルデザイン工房、そして緒絶の館、今から進むであろう醸室 、そして間もなくスタートします台町の商店街、それらを含めて一体的な周遊として考えるんであれば、私はわかりますよ。
ただそうじゃなくて、古川市の駐車場を、ここの市役所前の駐車場をイベントとして単発的に利用して、その利用計画を立ててやるというのであれば、私は恒久的なお客さんの誘致にはつながらないというふうに思います。
ずっとたびたび言っていますけれど、こういう新しい観光、そして事業を起こすということは、決して点の集まりでは進みません。これを結んで全体的な面としてとらえていかないと、事業は途中でとんざする可能性は多分にあるというふうに思います。ぜひ、これらのことを考えるならば、駐車場一つということに対しても一体的な利用計画を再度立てていく必要が、私はあるというふうに思います。
ミニインターの件で質疑したときに、 1 市 13 町、非常に多くの方々の広域の協力をいただきました。その中には、本当に町を越えるハードルが非常に高かったんですよ。でも、そのハードルを越えてあれだけの事業ができたということは、私はこの次の事業については弾みがつくと思うんです。
今回の醸室にしても、台町のアクアライトにしても、新しい事業を起こすためには多くの越えなきゃいけない壁がいっぱいあります。それを決して線でとらえることなく、面でとらえる。例えば、今回は駐車場ということになりましたけれども、駐車場だけに限らず、行政はそれらのエリアを越えて当然事業進展に協力すべきと、私は思うんです。ですから、この駐車場についても、ある意味、大きな意味で計画を立てて事業の進展を図れればというふうに思うんですが、御所見をお伺いいたします。
駐車場の公共施設等々との一体的な利用という観点から、特に緒絶の館、リサイクルデザイン工房などの例を挙げられてのお話でございました。
当然のことながら、醸室のソフト計画の検討並びに策定事業としては、公共施設との連携、一体的な利用促進という観点から、緒絶の館あるいは市役所、市立病院、リサイクルデザイン工房、エフ・プラザ、そういう公共施設との一体的な利用促進を、先ほど市長答弁の中にもありましたように、東北学院大学経済学部の斎藤ゼミとのタイアップでその部分などの調査、研究も当然実態としてかかわるということでございますので、そういうことなどを見据えながら、今後検討をさせていただきたいというふうに思っておるところでございます。御理解いただきたいと思います。