それでは、一般質問させていただきます。
まず、ミニインターの実験開始に当たり、今後の対応はについてお伺いいたします。
11 月 28 日にミニインターに係るシンポジウムが行われました。大勢の皆様が参加され、また市当局も積極的に参加していただき、成功裏に終わることができました。同僚の佐藤勝議員もパネラーとして参加し、地域にかかわる議員として大いにその特性を PR していただきました。
実験開始に当たり、また会場にはほかの町からも多くの参加者を得、ミニインターの実験開始に寄せる地域の広域性事業の全体の影響への関心の高さがうかがうことができました。
低迷する景気の中で、少しでも高速道路の利用率を上げようとするねらいもあるのでしょうが、地球温暖化現象に歯どめをかける、環境を守る意味からも、排気ガスを抑制し、空気をきれいにする意味からも、効率のよい高速道路の利用は環境保全の立場からも改めて見直されてきました。
一方、地方においては、これらの事業を新たな地域おこしの起爆剤として何とかそれらの活用を図りたいと願い、それぞれの思惑が一致して、地域を巻き込んだ新たな実験となったのでありましょう。 12 月 10 日の河北新報の記事では、新たにこのミニインター実験に泉パーキングも名乗りを上げられたと紹介されておりました。
一方、これらの実験の効果を上げるためだけではないのでしょうが、 ETC 利用者の拡大を図るために国土交通省が行った ETC 取りつけ補助については、多くの申請があり、瞬く間に予定台数を上回ったと先日のシンポジウムでも報告されておりました。 ETC の関心の高さには改めて驚かされました。
さて、今回 1 市 6 町でこのミニインター開設に伴う利用者モニター募集のお知らせが市政だよりに掲載されておりました。 30 台限定で、果たして効果のほどは得られるのでしょうかと疑問に感じている市民の方々の声も聞かれました。人口に関係なく、 1 市 13 町同一の実験モニターの予算であるので、ある程度は仕方がないにしても、この実験が少しでもよい結果を生むように努力する気持ちがあれば、モニター制度補助以外にも何らかの施策が必要と思いますが、いかがでしょうか、お伺いいたします。
もう 1 点は、観光物産協会などの行政以外の関係機関による協力体制であります。
今回のサービスエリアや化女沼周辺、北部丘陵に関係する民間団体が一生懸命努力しても、この地域の新たな事業、開発については、これまでもなかなかよい結果を得ることができませんでした。
今回初めて他町村も含めた広域エリアで、ミニインター事業に当たり、 1 市 13 町の推進協力体制をつくり出すことができました。ここまで来るには、関係する方々や団体の粘り強い努力があったことも否めません。それらの息の長い活動に対して敬意をあらわしたいと思います。
このように、地域を超え、行政の枠組みを超えた活動、そして広域的見地からと言葉で表現するのは簡単でありますが、いざ実行となるとこれが非常に大変であります。事実、今回のシンポジウム開催に当たっても、何度も何度も打ち合わせや調整を行い、やっと開催にこぎつけたとも伺っております。
その中で私も一部かかわっておりましたが、大変残念な論議も経験しております。それは、ある一部の団体でありますが、いまだに行政頼み、予算頼みの現実があったからであります。
確かに、予算的な措置は小さな民間団体には無理がありましょう。しかし、従来の方法から脱却する上でも、今回の機会を最大限にとらえて、民間独自の考えを、行動を発揮できる大変よい機会だったととらえております。
本市の観光、長者原周辺の PR には、当然のことながら、関係するすべての団体が協力し合ってこそ新たな観光、新たな事業の実現を可能にするものと、私は考えます。
官民一体の事業は、ベースに立つ考え方の基礎が異なっていては前に進むことができません。観光、物産を一つに考えるために観光物産協会が一つになったのでありますから、そのそれぞれの長所を補いながら今回の事業にもかかわり合うべきと、私は思うのであります。
また、これらの団体育成に積極的に行政がかかわることが、市民と協働を訴えている市長の思いと一致するものであります。このことは行政はまだまだ努力が足りないと、私は感じておりますが、将来も含め、今後の対応についてお伺いいたします。
ミニインター実験開始に当たり、今後の対応はというお尋ねであります。
11 月 28 日開催されました古川市北部地域づくりシンポジウムには、地元古川市だけでなく、登米・栗原圏域からの参加者もあり、議員お話しのとおり、スマートインターに寄せる関心の高さがうかがわれ、パネルディスカッションでは、長者原サービスエリアスマートインターを活用しての地域産業、観光の振興策について熱心に討議が行われました。
長者原サービスエリアを活用してのスマートインターの設置につきましては、かねてから登米・栗原・古川圏域にとって、高速道路を活用した高次医療体制の充実や地域活性化、産業振興が期待されるとして国・県に要望してまいりました。今回の国土交通省が行うスマートインター社会実験は、高速道路と並行して走る国道の渋滞緩和や周辺地域へのアクセス向上により、地域産業支援効果を高め、スマートインターの円滑な導入を図るために、その効果や整備、運営上の課題を把握することを目的に実施されるものであります。
県におきましても、この社会実験を受けて、周辺に観光資源や広域公園の計画のある長者原サービスエリアにおけるインターの整備を図ることは、県北地域の振興策として有効なものと位置づけ、関係地域と一体となり、必要な対応を図っていくとしております。
したがいまして、国、県、市、町の思いが一体となって実施されます社会実験が、実験にとどまらず、長者原サービスエリアにスマートインターが恒久設置されますよう、地元北部丘陵開発期成同盟会を初め、関係諸団体、 1 市 13 町連携のもと、国・県に働きかけを行ってまいりたいと考えております。
今回の社会実験を契機として、スマートインターの恒久化を図っていくためには、実験期間中の利用台数の確保は実績として大切であります。そのため、 ETC の普及拡大を図る方策として、本市を含めた長者原サービスエリアスマートインター社会実験協議会におきまして、テレビ、ラジオ、新聞等のマスコミを活用しての周知や、県、市、町の広報紙への掲載などの PR はもとより、 ETC モニターキャンペーン、 1 市 13 町で 420 台の実施など、実験協議会が一体となって積極的に取り組んでいるところであります。
議員お話しの一律 30 台とは別に、他町の倍くらいの助成金を措置すべきではないかということにつきましては、議員も御承知のとおり、現在民間で行っているさまざまなキャンペーンがありますことから、それらを活用していただくということで、まずは実験協議会と一体となった ETC の普及拡大に努めてまいりたいと考えております。
次に、観光物産協会との連携ということでございます。
御承知のように、スマートインターが設置される長者原サービスエリア周辺には、本市の観光資源であります化女沼古代の里や羽黒山公園などがございます。化女沼古代の里は一年を通して、また羽黒山公園には秋に咲くヒガンバナを見るために、県内各地はもとより県外からも多数の観光客が訪れております。 ETC 利用者においては、長者原サービスエリアに設置されたスマートインターを利用しての出入りが可能となり、観光客の増加につながるものと思われます。また、登米郡の方々のスマートインターへの期待が大きいことから、利用者も多いのではないかと思われます。
本市といたしましても、観光や PR の絶好の機会ととらえておりますので、観光物産協会等と共同して積極的な PR 活動を推進することによって、スマートインターの利用向上にもつながり、相乗効果が期待できるよう努めてまいりたいと考えております。
古川市観光物産協会は、地域経済の活性化と効率化を目的として、観光協会と物産振興協会が合併し、本年 4 月 1 日に発足いたしました。
化女沼観光協会などと連携を図りながら、 4 月から 11 月までの毎月、化女沼の周遊道路の清掃及びごみ収集、そして 12 月には倒木や枯渇した樹木の手入れや化女沼ダムに異常発生した水草の除去を行ってまいりました。
そして、新規事業といたしましては、 9 月に陸羽東線に SL 義経号が走行したときは、 JR 古川駅の協力をいただき、古川駅前に特設会場を設置いたしまして、「古川の観光と物産展」と題した初の主催事業を開催いたしました。また、 10 月には、株式会社東北ハンドレットの協力を仰ぎながら、ベガルタ仙台のホームゲーム時に実施されたベガルタデーに古川の名産品を出店し、本市の観光と物産の PR を全国に発信いたしたところでございます。
このように、関係団体との連携が軌道に乗りかけているところでございますが、これまで以上に関係団体と密に連携をとりながら、本市と協働して観光と物産の PR を行っていくよう努めてまいりたいと存じます。